数多い長崎の坂から21箇所を厳選し、漫画キャラクターにして缶バッジを製作しました。個性的な長崎の坂を身近な存在として親しんでいただければと思います。
※DEPαRTURE x MODAL共同プロデュース「ながさき坂道むすめ」は出島、グラバー園内のミュージアムショップで好評発売中です。
パッケージ表
パッケージデザイン めず
パッケージ裏
風景イラスト(全種類) 赤瀬よぐ
長崎を拠点として、オリジナルの漫画・イラストを意欲的に創作し、発表の場を設けて技術向上を目指す目的で2003年11月に結成された団体です。
現在、20代のメンバーを中心にプロからアマチュアまで約30名のメンバーが活動中。
MODAL(モーダル)は、身近な芸術や文化を通して、長崎という街と人とを結ぶ活動を行う非営利団体です。
ポストカード集"幕末NAGASAKI"
「今までにない長崎のおみやげを作ろう」という目的で、幕末の長崎を漫画イラストで描いたポストカード集、只今好評発売中です。
詳細は下のバナーからどうぞ。
今回坂道の最大斜度データの計測は、Isamu Sakamoto氏作成の「角度傾斜計」というスマートフォンのアプリを使用しました。
このアプリを使うと、スマホを斜面に置くだけで0.1度単位の精度の高い測定が簡単にできます。(校正機能もあり)
ただしスマホを置く場所の凹凸によって角度が大きく変わってしまうので、30cmのスケールをスマホの側面に固定する装置を作りました。
スケールと路面の隙間がない場所を選んで数ヶ所~十数ヶ所測定し、最大値を最大斜度としました。
※測定した角度はあくまでも目安であり、ある程度の誤差を含むものと思われます。
このサイトを作るにあたり、資料として参考にさせていただいた書籍です。
・長崎さかみち散歩
真木雄司 著 春光社
数多くの長崎の坂を撮った写真集。
それぞれの坂についての詳しい解説や地図も掲載されていて、長崎の坂の魅力満載の写真集です。
・長崎の坂
村岡豊 編集 長崎東ロータリークラブ
長崎の多くの坂の特色や名前の由来などを圧倒的な情報量で詳細にまとめた冊子。
現在入手困難ですが、この冊子の内容を村岡さんご自身がまとめられたウェブサイト「長崎坂づくし」で見ることができます。
きつい坂、美しい坂、風情のある坂、歴史のある坂、呼び名のある坂、好きな坂、思い出の坂 etc. etc...何でも結構です。あなたの知っている坂道情報を教えて下さい。できるかぎり現地に赴いて取材し、皆さんに紹介いたします。
投稿はこちらのメールフォームからどうぞ。
長崎の特徴をひとことで表現した言葉に、長崎には3つの「か」、「墓」「坂」「馬鹿」が多いというものがあります。
墓と坂の多さは風景を見れば一目瞭然、馬鹿に関しては長崎くんちの時期に来れば仕事そっちのけの祭り馬鹿に数多く出会えます。
なかでも坂の多さは特徴的で、長崎に来る多くの人が急斜面に貼りつくように建つ家々とそれを繋ぐ坂道だらけの景観に驚きます。
立体的で息を呑むほど美しい夜景も、自転車に乗れない長崎人が多いのもこの坂の多さのせい。
坂道こそが長崎の風景を、そして長崎に暮らす人々の内面までを形作っているのです。
一口に坂といっても、地形も見える風景も様々です。
かつて文化の中心であった街ゆえにそれぞれに歴史があり、名称にも由来があります。
「疲れる」「不便」といったマイナスイメージを持たれがちな坂ですが、個性的な長崎の坂にまつわるあれこれを知ることで、長崎という街の魅力にいっそう深く触れることができるのではないでしょうか。
大浦海岸通りから石橋まで続く東山手の丘を越える石畳は、長崎を代表する坂の名所。
この場所には日本初のプロテスタント会堂、英国聖公会会堂が建っていた。
居留地時代、日曜毎に多くの外国人(オランダさん)がこの道を通り教会に通ったためオランダ坂と呼ばれるようになった。
観光客で賑わう大浦天主堂、グラバー園方面へと続くかつての「下り松オランダ坂」(現グラバー通り)から一筋奥の坂道。
ホテルのある一方通行の坂で、南山手の高台に住む人々や、グラバー園に向かう車が通行する。
人通りは少なく、風情ある石畳が居留地時代を偲ばせる。
土産屋の立ち並ぶ大浦天主堂への坂を上りきってさらに大浦諏訪神社の裏を回ると、天主堂のすぐ横と墓地の間を通る、細く静かな石段混じりの坂道に出る。
長崎港と天主堂が見下ろせる絶景スポットで、映画やドラマのロケ地としてもよく使われる知る人ぞ知る隠れた名所。
南山手の石橋電停奥にある、全国でも類をみない斜面地を運行する公道のエレベーター。
通行無料で、観光客だけでなく地元の人達の便利な足としても親しまれている。
丸窓から見える長崎らしい景観も魅力で、さらに垂直エレベーターを乗り継げばグラバー園最上部まで直行可能。
マリア園から大浦海岸方向へ下る狭い急坂。
古い石畳の両側には明治中期建設の洋館群があり、居留地の異国情緒が今なお色濃く残る歴史的遺構である。
雨が降ると水の流れが急なのでドンドン坂となったと言われ、水流を調節するために溝の形が上からU字→V字→矩形へと変わる。